喫食実績の期間について考える
~機能性表示食品の安全性~

https://www.orthomedico.jp/e-mail-magazine-pdf/linkm20240520pdf.html
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こんにちは。
株式会社オルトメディコ 企画部です。

紅麹を含む食品の健康被害発生を受け、4/19より、
機能性表示食品を巡る検討会が始まっています。

第1回の検討会では、
安全性の担保、被害情報の収集・報告の
現状の課題点について、

●健康被害の情報収集については、
ガイドラインに「何日以内に報告せよ」
という規定がない。

●食経験による安全性の担保については、
米国並みにするかはともかく、
今よりも長い期間で担保すべき。

というような意見が挙げられていました。

日本で、『「食経験」の十分な期間』を
定義するのは非常に難しいのが現状です。

しかし、海外では具体的に
食経験の年数が示されているものがあります。

<アメリカ食品医薬品局(FDA)>
「食経験を構築するには、
広範囲の使用が25年間あることが最低限」

<欧州食品安全機関(EFSA)>
第三国の伝統食品をEUで認可承認する際の食経験として
「その国の多くの人々により最低25年間、
習慣的な食の中で使用された経験がある、
又は継続的に使用されていること」

<オーストラリア・ニュージーランド食品基準局(FSANZ)>
「2~3世代あれば使用歴として十分、
5年以下では短いと考えられる、
条件次第では10~20年でも十分な使用歴と考えられる」

この検討会は5月末頃まで続き、その後
機能性表示食品の今後の方向性が
提示されるかと思いますが、
安全性評価や品質管理に関する取り決めが
どう変わるのか、注目です。

もちろん、弊社はヒト試験を主軸としておりますので
機能性表示食品を見据えた臨床試験からの
サポートが可能です。
ぜひお気軽にご相談ください。

引き続きどうぞ宜しくお願い申し上げます。

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